平成30年3月5日
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 

毎回のことですが奨学生お一人おひと方の近況報告を読ませて頂きながら業者の報告によりますと、この報告をお読みになっているお方は1500名とのことです。私は150名の奨学生にお読み頂き学生生活の何かの参考にして頂ければホームページを作ったお役に立つのではないか。150名奨学生の近況報告全部載せることが出来ると良いなと思いながら、どなたが読んで頂いておるのか?お読みになった感想はどのようなお気持だろうかなどなど考えながら壽崎育英財団の方々は凄い方ばかりだと感じておられるのだろうと私はひそかに思います。

では最初の奨学生より始めさせていただきます。1年生の方です。向学心の燃えた方と思います。

○私は今、寮での生活を送っています。英語科のため寮の中では英語を話し、また学校でもネイティブの先生方の授業が平日のうち4日間、ほぼ毎日あります。そのため「話す力」「聞く力」上がってきているように日々感じています。毎日寮の中では、日本語を使わずの英語を話すように気を付けながら生活を送っています。その努力のおかげか寮の中で行われている月に1度英語を話すように努力している生徒に贈る賞を頂きました。この賞を頂いたことで、もっと英語を学びたいという気持ちが強くなりました。それなので次回の英検合格に向けて、寮での「話す」力と学校での「聞く」力や「書く」力を向上させていこうと思います。そして英語だけでなく、秘書実務やビジネス文書演習といった授業で就職する前に、身につけておきたい技術を学んでいます。就職する前にマナーを身につけておきたくマナー検定を受けることにしました。まだマナー検定の教材が届いていないため、どのような内容になっているのか、把握していませんが受かるように頑張りたいと思います。来月はSPI模擬テストを受ける予定です。これから先も就職に役立つ試験と資格を取得するために頑張ります。私は現在の日課として新聞を読むようにしております。寮生活でありますと、テレビを観る時間が無いため、最近の出来事などを知る機会が少なくなります。しかし新聞は少しの空き時間に読むことが出来、経済からスポーツなど幅広い情報を知ることができます。インターネットから情報を得ることも良い考えであると思いますが、少しでも紙に触れるようにしたいと思い、新聞を読むことを日課としております。こういうことでも就職に生かせたらと思いながら毎日続けております。

とおっしゃっておられます。
この奨学生の方だと就職という大目標に対してプラスになること何でもござれという感じを受けました。事業経営の目標の今として売上高10億を5年以内に完了となり10億達成の壁に次の目標とやっていきます。この奨学生の方に後日事業を経営して頂いた時が楽しみです。ありがとうございました。


次のお方はアルバイトとして塾の講師のご苦労のお話です。

○私は夏季休業に入ってからアルバイトを始めました。塾の講師として小学生や中学生に勉強を教えています。将来教職に就く際に塾で教えられたことが役に立つのではないかと考え、このアルバイトをやってみようと思い、はじめることにしました。実際に教えてみた感想としては「難しい」の一言です。自分では普通に解いていた問題、使っていた公式ですが、人に教えるとなるとどのようにすれば分かりやすく教えられるのか全く分かりませんでした。教えている最中には「ちゃんと伝わっているのかな?」と感じることが何度かあり、自分は教えるのが下手なのかな、教師としてやっていけるのかなと思うことが度々ありました。でもこのまま何もしないのではダメだと思い、まず自分も勉強するようにしました。教える側の自分が分らない、知らないままではいけないと思いもう1度復習し直しはじめましたが、そうしているうちに新たな視点から問題を見ることができ、学ぶことの楽しさを感じるようになりました。勉強したい教科や分野がたくさん出てきて全部を復習するのは難しいですが、大事な部分や生徒が分らない範囲はキチンと教えることができるように少しずつ取り組んでいきたいと思います。授業の前には「今日はこの教科のこの分野のこの範囲をする!」と決めて、それに向けての教材準備や問題の内容を把握して生徒が分らなかったときにきちんと説明ができるかどうか確認するようにしています。そういう事前の準備や知識を入れることで、以前に比べて少しは生徒が理解してくれるように感じます。また生徒との距離も縮まり、いろいろな話をするようにもなりました。教える上では、コミュニケーションをとることは大切なので、交流も深めていけたらよいなと思います。塾の講師をして、人に教えることの難しさ、勉強の楽しさを知ることが出来たので、このアルバイトを始めて良かったなと感じています。はじめたばかりでもあるので、これからより一層頑張っていきたいと思います。またこの時期は県外に出た友人が宮崎に帰省する時期でもあります。中学、高校の頃は毎日会って、いつも一緒にいたのに、突然すぐには会えなくなってしまい、とても心細く感じていたので、久々に会うことが出来て、心が安らぎました。お互いの大学の話をしたり、高校時代の話をしたり、将来について話をしたりと、話すことが沢山ありすぎて、全然時間が足りませんでした。でもたわいもない話でも笑いながら時代を共有してくれる友人を持つことができて本当によかったなと感じました。友人は大人になっても大切な存在になります。自分がつらい時には支えてくれて親身になって考えてくれているので自分も友人がつらい時には支えてあげて何かしら役に立てる存在になりたいと思います。

とおっしゃっておられます。
教えることの難しさのお話。友人の支えの感謝の心は自分がするから相手もしてくれるものだと思いますが、いかがでしょうか。楽しい近況報告ありがとうございました。


次の奨学生のお話は今からの長い人生、人様の喜ぶことを身につけたお話です。

○私は今月2日、7日にミュージックカーニバルがあり無事に成功しました。自分の人生ですごく思い出深いものになりました。先輩方の素敵な演目や、子どもたちの反応、すごく刺激になりました。一生懸命2ヶ月間取り組んできたので達成感は想像以上のものでした。この経験を通して、もっと努力し、先輩方のような素敵な人になれるよう頑張るというのが私の目標になりました。その為に1つ1つクリアしていき目標を立て少しづつ成長していきたいと思います。保育者としても人としても素敵な人になれるよう自分に厳しく努力をおしまず頑張っていきます。今回のミュージックカーニバルを通じて“人のために努力する”ということが強く残ったので、少しでも人のためになるよう、少しでも子ども達に寄り添っていけるように知識を増やし、経験をたくさんし、頑張っていきたいと思います。

とおっしゃっておられます。
人様から喜んで頂けた経験は貴重なものです。ご自身の人生の中でご自分の仕事の中で人様から喜んでいただけることをやり続ける。この方の人生、毎日が楽しく人生の生き甲斐を喜び続けることでしょう。おめでとうございます。ありがとうございました。


次の方はアルバイト先での勤務が大変勉強になり、この方は見ること聞くことがすべて勉強になっているように伺えます。では写させていただきます。

○私はこの夏休みからスターバックスコーヒーでアルバイトを始めました。初めてのきちんとした仕事で、働くとは大変なことだと日々痛感しています。しかし毎回ステップアップしていく自分が嬉しく、本当にスターバックスコーヒーを選んで良かったです。ここでは新人の教育をとても熱心にして下さり、成長を長い目で見守って下さいます。そのため今もまだ勤務といっても、内容は全て勉強です。レシピの勉強(自分のノートに書き写すことから)や、コーヒー豆についての学習、実際に飲み比べて、自分の言葉で表現する、といったトレーニングもあります。覚えることが非常に多く、効率的な作業のために考えるのもとても大変ですが、必死に取り組んでいます。私のなりたい自分像はこのスターバックスコーヒーという場所で私が昔、してもらったようにお客様の無言のメッセージを汲み取り声掛けやカップに添えるメッセージを通して癒し、幸せを届けられるバリスタです。それは今やっていることができて初めて可能になることだと思います。そんな理想の自分になれるよう、今は1つずつ目の前のことに全力を注いでいきます。そして、ここで培う「察する力」や「気遣う心」が将来看護師になった時に活かせるようしたいです。また帰省先で久しぶりに会った親友とは将来について語り合う、とても有意義な時間を過ごすことができました。それは大学院に進学するか否かということです。その親友は現在大学2年生であり学科も私とは違って「環境生命系」なので就職のことも含めて、とても悩んでいました。私はその話を聞いて初めて自分が大学院に進学して学ぶことができたらどのように幅が広がるかを調べて知ることができました。言われなければ考えもしないことだったので、もしそうだったら、必要なこと程今のうちに知ることが出来たことに親友には本当に感謝しています。人生設計なども関わるのでまだ結論は出ていませんが、1つ上のステージを目指したいと思った時、いつでも選べるように、これからもずっと勉強を最大に頑張っていこうと思いました。これからも一緒に悩んだり励まし合ったりできるこの関係を大切にしていきます。

とおっしゃっておられます。
日本一の看護師を目指して勉強なさっておられるようにお見受けいたします。お体に気をつけて頑張ってください。ありがとうございます。


次の方はドイツ留学が夢とおっしゃる方で、いろいろとご苦労なさっておられるご様子です。それでは写させていただきます。

○私にはドイツに音楽留学をしに行きたいという夢があります。その夢に近づくため長い間「生きたドイツ語」が習得できるドイツ語教室に通いたいという1つの願いを抱いておりました。しかし我が家の家計は母親のパート代のみで成り立っているため、その様な余裕はあるはずもなく私自身もアルバイトを行い、必死にお金を稼ぐ努力はしていますが、それ等は全て学費や交通費、楽譜代などにすぐに消えてしまいます。このような環境からこの願いを実現させることは不可能だと感じ、正直なところドイツ語教室は半ば諦めておりました。しかし貴財団の奨学生として認めて頂くことができた今、その願いを実現させる道が大きく開かれ、知り合いのドイツ語の先生に講義を開いて頂けることになりました。現在、同じ夢を抱く仲間達と共に少しずつ「現場のドイツ語」の習得に励んでいます。これも全て壽崎財団のお陰です。本当にありがとうございます。そして私の一番の本業である声楽の面では、熊本県の男女共同参画センターはあもにいメインホールで行われた第9回東京国際声楽コンクールの地区大会に重唱部門で挑戦致しました。結果は無事に通過、さらに優秀賞までも頂くことができました。今回コンクールとしての演奏でしたが“学部生の頃から共に歩んできた2人の仲間と立つ舞台はとても楽しく改めて音楽を学んできて良かったと強く感じることができた1日でした。この仲間達と最高の思い出が作れるよう、来月神戸で行われる準本選大会でもベストを尽くし九州にある本選大会まで勝ち進みたいと考えています。また今月末には地域の公共施設でオペラ「魔笛」のハイライト演奏を行う予定です。地域の方々や子ども達の笑顔を見ることができるよう頑張ります。

とおっしゃっております。
この方の大学は大学院国際文化研究所2年生です。私、音楽専攻は音楽大学のものと思っておりました。間違いでした。新年度も奨学生として申請なさいますよう。そして1日も早くドイツへの留学が出来ると良いなと心から念じております。ありがとうございました。
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