令和2年9月14日
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 

拝啓 お元気でございましょうか。コロナウィルスは大丈夫でしょうか。熱中症は心配ないでしょう。台風9号・10号皆様生家被害はございませんでしたでしょうか。お見舞い申し上げます。学業も大変な変化の時代を迎え、対応に全力投入のお姿は涙ぐましい限りです。昔ドラッガー教授のお話を教わったことで、事業の成功は「基本の徹底と変化への対応」でした。皆様の学生時代を将来振り返って、皆様に自慢の出来る自分の学生時代となることでしょう。

最初の方はコロナウィルスでの様々な出来事のお話。そして生活面で命を取り留めたお話。では、

○この度は昨年に引き続き奨学生として選出して頂きありがとうございます。今年度の最初のお食事会8(奨学生指導会)も楽しみにしていましたが、中止になってしまい非常に残念に感じています。そうそうたる皆様のお話を聞くことができるのがとても貴重な経験です。人生の糧となるようなことをたくさん話して頂き大切にしようと思えることを聞くことができます。冬のお食事会には次こそ参加できることを心待ちにしています。さて令和2年度が始まって5か月の間、2か月程度休校になった期間は気が狂いそうなくらい長く感じました。この何もない期間をどうにか有意義にしようとしていましたが、その気力もなくなってしまい、いわゆるコロナ鬱のような状態になっていたのだろうと思います。本を読むにも集中力が全く続かず家の中しか行動範囲がなかったので、少し外に出て歩くだけでも体温が上がってしまい、足の裏が痛くなったりして2か月近く外出しなかったことへの支障はかなり大きく、体のあちこちに表れました。また授業が再開したと思えばオンラインでのスマートフォンを使った授業形式になり、当初の戸惑いは非常にありました。回線の関係で授業に参加できなかった生徒もいれば、あらゆる機器に問題が生じていた生徒もいました。テストも行われないことになったので、その代わりの評価の方法として課題が毎時間大量に出されたことがとても不満を感じました。毎回に授業の振り返りや資格の勉強もはかどらない程の量で同じような不満の声も多数の生徒からでました。初めてのオンライン授業で先生方も工夫を凝らして学びを提供して頂いたことは感謝の言葉しか出てきません。しかし後期からももし遠隔授業の形式をとるのであれば、前期とは違った方法で評価をして頂きたいと思います。つい最近の出来事ですが、原付バイクで走行中わりと大きめの縁石の破片につまずきけがをしてしまいました。スピードだ出ていたこともあり、投げられたように倒れてしまい、立ち上がっても転倒したことへの驚きと焦りと体から流れる血の怖さで全身の震えが止まりませんでした。しかしこの時私は主に2つの偶然が重なりけがが打撲とすり傷(2〜3週間通院は必要ですが)で済んだのです。まずちょうど転倒した際信号が赤で後続車がいなかったためひかれなかったことです。三車線ほどあったバイパスを走っていたのでもし転倒した後に車にひかれでもすれば自分の身はもちろん、玉突事故などもあっていたでしょうし、道路の状況はとんでもないことになっていたかもしれません。次に私のすぐ前を警察車両が走っていたためすぐに駆け寄ってきてくださり安全な場所へと誘導していただきすぐに救急車へ連絡をとってくれました。正直この対応があったおかげで最低限のけがで済んだと思います。この日の気温がとても高かったので熱中症など転倒以外の体のダメージがでていたかもしれません。至急近くの病院へ搬送して頂き処置を施してくださいました。その時にお世話になった警察の方と医師と看護師の方々には頭が上がりません。以前から警察官になりたいと思っていた気持ちがより強くなりました。自分の正義感の強さであったり、人に寄り添ったりできる能力を生かしたいと思うきっかけっとなりました。他にもたまたま生地が厚い洋服を身につけていたことや母の仕事が休みだったため現場に駆け付けてくれたことなどありますがとにかく運が良かったと感じざるを得なかった経験だったと思います。この度頂いた奨学金は治療費や原付の修理代に使わせていただきます。ありがとうございます。

とおっしゃっておられます。
人生の有為転変を見せて頂いたような近況報告でした。今からもお気をつけて下さい。ありがとうございました。


次の方は大学院1年次より三年連続の奨学生で世界が嬉しがる研究成果をあげてください。では、

○コロナウイルスの影響で今年は交付式が開催されず、直接理事長にお会いしお礼とご挨拶ができなかったことは残念でしかたありません。早くこの事態が収束することを祈るばかりです。最近のご報告として2点ほど挙げます。まず7月に大学より「大学院博士課程奨学金の表彰」を受け取ることができました。前年度の研究業績上位者にあたえられるもので、これは特にまわりの方のサポートが大きな助けになったことは間違いありません。もちろん寿崎育英財団からの奨学金で研究に専念できたことにも感謝しております。2つ目は10月に行われる日本癌学会でこれまでの研究報告を口頭発表することに、今年も選ばれました。気を引き締めて頑張ろうと思います。これ等について現在教報の論文を執筆中です。いつかこれらの成果が人類の健康のために役立つようにこれからも研究に邁進していきたいと思います。いただきました奨学金は癌の参考書などの書籍購入費に充てさせて頂きます。感謝します。

とおっしゃっておられます。
私自身いつ癌になるかわかりません。人類の為にも頑張ってください。ありがとうございました。


次の方は太陽光エネルギーを水素エネルギーに変換することに大きな進展があった報告です。では、

○今年は新型コロナウイルスの影響で理事長や財団の方々にお目にかかれず、っとても残念です。来年の報告会が開催されるのであれば、是非参加したいと思っています。私は学部時代に太陽光エネルギーを水素エネルギーに変換する装置の評価を研究テーマとしていましたが、大学院でも引き続きその研究を行っています。先日大学の特別職員のご指導の下に解析を行ったところ大きな進展がありました。ゼロから新しい解析方法を構築しようとしているので始めは何をすればよいのかが解らず手探りの状態でしたが、今回の成果で今後のある程度の方針が決まりました。これからはより高度な理論を下に評価を行っていけると思います。非常に大きな一歩でした。このままどんどん評価システムを確立していきできるだけ早い時期に論文を作成したいと考えています。また研究とともに就職活動に向けての準備も行っています。現在は感染症の影響で県外に出ることが難しいのでウェブ上での企業インターンシップをうけています。インターンシップはどれも面白くその企業が魅力的に感じてますが、時間をおいて自分で調べ直したり先輩や職員のアドバイスを聞いたりして冷静に企業分析を行っていきたいと思っています。私は将来高度な技術力を持ったエンジニアになりたいのでその夢に近づけるような企業を見つけたいです。まだまだ暑い夏は続きますので、熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。また財団の皆様とお会いできるよう感染症の一刻も早い収束を願っています。

とおっしゃっておられます。
この方の夢、高度な技術力を持つエンジニアとして世界で第一人者になり人類を幸せにして下さい。ありがとうございました。


次の方はオンライン授業の便利性のお話です。新しいことへの積極性のお話。では、

○今年は昨年のように奨学生の皆さんや役員の皆様と集まり、有難いお話を聞く機会が無いことを残念に思っています。また集まれる日が来ることを楽しみに待っています。私は無事に4年生に進級することができました。しかし世界的な影響の出ているコロナウイルスの関係で予想していたものとは違う4年生としての学生生活を送っています。今回は一番に影響を受けている大学の講義についてお話します。私たちの大学は予定よりも1ヶ月遅れで学校が始まりました。また講義は全てZOOMを使ったオンラインで行いました。最初はパソコン機器や電波など慣れない部分が多く学生だけではなく、教授の先生方も戸惑っている様子でした。しかしオンラインの便利性も見えてくることで講義がスムーズに進むようになりました。私が思うオンラインの便利性は2つあります。1つ目は家で講義を受講することができるので移動が必要ないことです。特に大学から遠方に住んでいる人にとっては交通費もかからないことから非常に便利性を感じていると思います。2つ目は紙を使う機会が減ることです。今までは毎講義、紙のレジュメなどが配られていましたが、オンライン授業だとデータでレジュメが送られてきます。なので紙を使う機会が減り環境にも優しいのではないかと考えます。一方で宿題に量が増えたり予習をしっかりしないといけないなど以前より大変だと感じることもあります。後期もオンラインで講義が行われる予定なので早くこの生活に慣れることができるように頑張ります。

とおっしゃっておられます。
オンライン授業の良さをお知らせ頂きました。長所とか良さを見ることは人生にとって成功のもとです。困ったこともあったのでしょうが。ありがとうございました。


次の方は最高裁判所の判決をサークルのメンバーに自分の言葉で説明し、理解の報告です。では、

○私は7月から8月にかけてサークル活動の一環としてある活動をしました。それは最高裁判所の出した判決で違憲判決が下された判例の中から特に重要とされる判例をサークルメンバーへ自分の言葉で分かるように説明するという活動でした。私の所属するサークルは6月に大会が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響により中止になりました。その代わりの活動として、この活動をすることになったのですが、私は自分自身が理解していても人に分かりやすく説明するということが苦手でした。サークルにも1年生が新たに5名ほど加わり法律に触れている期間が短い1年生にどう分かりやすく説明するかということが大きな課題でした。そこで私はまずこの判例がどのような内容なのかということだけでなく、何の法律のどこの条文が重要となってくるのか最高裁判所の判決だけでなく、第一審、第二審ではどのような判決が出たのかといったことを中心に。この判例のどこが問題で違憲判決が出たのかということを自分の中でも納得し理解できるまで調べました。このように工夫を行い判例について知ったことより、同じサークルに所属する人達の前で発表をする時は緊張しましたが、自分なりに伝えることができました。ですが他のサークルの人達が発表をする中で、もっとこうすれば理解しやすかったと感じた部分も多々あったので、次にこのような機会があるときに、この反省を生かしたいと思います。またこの活動を通して私自身もより良い判例を理解することができ、自分自身の知識を増やすことができた良い経験になりました。8月は23日から28日にかけて実施された期末テストへ向けてより一層勉学に励んだ月でもありました。2年生となり内容も1年生に比べ専門的な内容が多くなったことにより覚えることや重要とされることが多くなりましたが1つ1つをよく理解し、自分自身の知識として蓄積していくよう心がけています。

とおっしゃっておられます。
相手が気持ちよく理解する話し方。相手(1年生)が勉強不足の方への話し方。勉強になりました。ありがとうございました。


次の方は教員採用試験について練習の姿を報告して頂いております。何でも一緒本番前の姿です。では、

○暦上夏は終わりますが、まだ暑い日が続いています。来月は高校の教育実習や実技試験などあるので、体調管理を徹底していきます。それでは今月の近況報告をさせて頂きます。8月16日(土)熊本県教員採用試験の2次考査が行われました。この日は論述試験のみでした。対策としては週に2〜3回添削をしてもらい2日に1つ完成させるテンポで取り組んでいきました。初めは「文章に一貫性がなく何を言いたいのか分からない」と言われていたのですが、回数を重ねていくうちに「文章に一貫性がでて形式的にもよくなった」と言われるようになりました。本番ではその訓練の成果を出せるように最大限の力で取り組みました。8月17日(日)教員採用試験2次考査の面接と模擬授業が行われました。面接は2回あり、1回目は事前に提出した面接前調査票を基にした内容に面接が行われ、2回目は模擬授業を終えての面接が行われました。1回目の方では自分が書いたことをより具体的に説明したり、そのことを教職でどのように生かしていきたいのか、等でした。対策としては大学の担当の先生に何度も面接の指導をしてもらいました。面接の内容だけでなく、座り方、言葉遣いなどの基本的なマナーまで丁寧に教えて下さいました。そこで何より大切なことは「教職に対する情熱」を伝えることだということを学びました。本番ではそのことを胸に自分を信じて全力を出し切ることができました。模擬授業は私は「赤とんぼ」を教材として取り上げて行いました。模擬授業のテーマが発表されて、早速私は指導案作りに取りかかりました。そして出来上がったものを大学の担任の先生に提出し、何度も添削してもらいました。どうすれば誰にでも分かりやすい授業ができるのか、興味関心をもってもらえる授業になるのかを真剣に考えながら作りました。シミュレーションを何十回と繰り返し他者からアドバイスを受けながら完成させました。本番では練習よりうまく、落ち着いて行うことができました。その後の面接では多少とまどいもありましたが、無事終えることができました。試験は終わりましたが、自分を振り返りもう一度書き直して次のステップにつなげていきたいです。来月は高校の教員試験が控えています。コロナ感染対策を徹底し、万全の体制で臨めるようにします。教員としての自覚をもって取り組んでいきます。

とおっしゃっておられます。
自分の足りない所は他者を100%使って自分のものにする。そしてご自分の強烈な熱意、私は只々凄い、凄い。高校の先生が教壇に立つ。生徒達も学校に登校が毎日楽しみでしょう。ありがとうございました。


次の方は、人間は人が近くに居るから幸せ、など考えず当たり前でない。生きてこそ幸せの報告です。では、

○コロナウイルスということもありアルバイトの機会も減少し、自力で生活費を賄うことがより厳しい状況になってしまいました。毎月戴ける奨学金がこの鬱屈した状況で不安や負担を軽減して下さり、気持ちの面でも非常に救われております。近況報告としてはマスクと手洗い、ソーシャルディスタンスに気を付けつつ、研究室と自宅を行き来する日々を過ごしています。依然として終息していないコロナウイルスが蔓延して約半年で学んだことについて、少し述べてみたいと思います。当たり前かもしれませんが、人との繋がり、触れ合いが心を安らかにすることを学びました。コロナがピークを迎えた4月中旬から5月頭まで研究室も自宅待機となり、一人暮らしのためほぼ人と会わず生活しました。数日は何も感じず、むしろ研究室までの移動がなくなるので、デスクワークがしやすいな、と良い点ばかりなのでは、と思っていました。しかし1週間に入った頃、急にずっと家にいることが息苦しくなり、どうしようかと考えたときに、コロナが広まってからずっと連絡をとっていなかった親に何となく電話してみました。少し話し声を聴いて画面越しに顔を合わせただけで心が温かくなったことに気づきました。日常の中で同期の友達と直接会って過ごしたり、実家に帰って家族と話したりすることで、幸せを感じていたのだと、普通の日常では当たり前すぎて気づけなかったことを再確認できたと思っています。コロナの終息はまだまだ未確定ですので、不安な点はありますが、正しい情報を選択し、新しく使えるものは使い、日々変わる状況の波に乗ることが大切だと思います。人生において緊急事態でも上手く乗り越えていく術を身に付ける機会だと考えて過ごしていきたいと思います。

とおっしゃっておられます。
コロナの騒ぎも今年まで。世界中がよろこびの時代へ。難あり有難し、この報告が教えて下さっております。真理をついたと思われるお言葉、心から感謝。ありがとうございました。


次の方幼い頃から読書好きな方の、読書での勉強を紹介して頂きます。では、

○私の学校は夏休みに入りました。9月下旬までですから、たくさん自由な時間ができました。しかし今年の夏はコロナウイルスの影響で思ったように外での活動ができません。最近の外出はほとんどがアルバイトになってしまいました。それではせっかくの長い休みがもったいないので、先日書店に行って本を2冊買ってきました。私は幼いころから読書が好きだったのですが、最近はなかなかゆっくり本を読む時間が取れなかったので、この夏休みを使って楽しみたいと思います。今回私が買ったのは水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ4」と村上春樹さんの「一人称単数」です。「夢をかなえるゾウ4」はシリーズものでインドの神様「ガネーシャ」が人生に苦労する主人公にアドバイスをしながら主人公を成功に導いていくというお話です。この本に出てくるガネーシャはインドの神様であるのにかなり饒舌な関西弁で話すので内容が堅苦しくないのでとても読みやすいです。この本は私が中学生の時に母からシリーズ1作目を紹介されたことをきっかけに読み始めました。ガネーシャが主人公にあてたアドバイスは私にとってもためになるものが多く、小説なのですが、とても勉強になる本です。「一人称単数」はまだ読めていませんが「私」を題材にした短編集のようです。私は高校時代に学校の図書館で村上春樹さんの本に出会ってからファンになりました。小説ももちろん面白いのですが、私は特に村上さんの書くエッセイが気に入っています。内容は1980年代のものが多いので、私の知らない時代の日常を覗いているようでとても興味深いです。昨今の事情で授業や定期試験などをオンラインで行うためにパソコンやスマートフォンを使う機会が増えたため、紙に書かれた字を読むことはやはり楽しく感じますし、面白い話を読んでいるとリフレッシュにもなります。私自身も高校時代と比べると読書する時間がめっきり減ってしまいました。今回本を買ったことを機に、意識して生活の中で本を読む時を作ろうと思いました。

とおっしゃっておられます。
本を読む歓びありがたく読ませて頂きました。古い話ですが私の時代は学徒動員にも加わり、”欲しがりません勝つまでは””進め1億火の玉だ”の時代でした。読む本は成功者の苦心談位でした。ありがとうございました。


次の方は宮崎県の観光振興の調査分析をなさっておられます。世界の人々に宮崎県、九州の素晴らしさを。では、

○昨年は貴財団の御支援いただけたことで、生まれ育った鹿児島県や大学生活を送っている宮崎県の観光産業とシンガポール・ニュージーランドの観光産業を比較することができ、これまでの大学生活の中で最も深い学びが出来た1年間を過ごすことができました。深く感謝申し上げます。さて学部4年生となり大学生活も残り約半年となってきました。4月から現在までは就職活動と卒業研究に取り組んでいます。まず、就職活動です。4月から6月は就職活動に励んでいました。新型コロナウイルスの感染拡大により各企業の説明会は全て中止となり、インターネットで企業情報や就職活動の情報収集を行っていました。採用試験も全てオンラインで行われ、自分自身の伝えたいことが面接官に伝わっているのか、という事や面接官の表情がわからない、会社の雰囲気を感じることができない、など様々な困難がありましたが、無事第一志望の企業から内定を頂くことができました。これまで観光業について学んできていましたが、コロナウイルスの感染により観光業へのダメージを考え急きょ志望業界を増やし、その中で自分自身が本気で取り組める事業はどのようなものなのか、など悩みがあり、今でも考えておりますが、じっくり考え悔いのない選択をしたいと考えております。次に卒業研究です。6月から現在までは卒業研究に励んでおります。当初の予定ではニュージーランド留学で作成した「地域住民と観光客の交流をメインとした体験型観光プラン」の実証実験を考えておりましたが、コロナウイルスの影響で実施することが困難であると判断されました。そこで「宮崎県の観光振興の調査分析」というタイトルで調査しています。内容としてはGOTOトラベルキャンペーンは旅行商品を低価格で提供する価格訴求型旅行促進ですが、様々な著名人や過去の先行研究で「事業期間中の回復はできるかもしれないが、その後の観光産業を見据えたサービスを提供しなければいけない」ということを問題視されています。あくまでこのキャンペーンは観光産業の復興のきっかけにしかすぎないとわかっているのであれば、観光地の本来の価値や魅力を効果的に伝える価値訴求型旅行促進を行うべきでないのかという問いを考えています。宮崎県の観光戦略にも最近5年間共通して「宮崎県の価値を観光客に感じてもらえるような商品開発プロモーションを行う」と記載されています。これらを行政・ホテル・観光会社・観光客にインタビューやアンケート調査を行おうと考えています。限られた学生生活で学生という立場を利用して少しでも多くの方と出会い、お話をさせていただき、学んでいけるように積極的に行動していこうと考えております。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

とおっしゃっておられます。
私なんか昔宮崎に行くとなった時ワクワクする感じでした。宮崎の価値を感じたからでしょう。たしか宮崎交通の創業者、岩切章太郎様が商品開発やプロモーションを実践されていたからではないかと思います。今昔のやり方に安住してしまった宮崎。この学生さんの論文が宮崎への檄と飛ばすと良いなと思います。ありがとうございました。
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