令和2年10月28日
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 

拝啓
お変りございませんでしょうか。お元気でありますようお祈りいたします。
冬の入口の処の差しかかりました。勉学、研究、論文など時間のいくらでも欲しい時ではないでしょうか。皆様から頂く近況報告を読ませて頂き、写させて頂きながらお一方、おひと方人生を賭けたかに思えます学生生活。二度と来ない毎日を過ごしておられますお姿に感激しながら書き写させて頂きます。ありがたいことでございます。

最初の方は新型コロナウィルス感染拡大の懸念された為、インターンシップがほとんど中止。その中で一社は構造計画研究所が行われておりました。参加した学生は医科専攻の方で東京です。では、

○今年は新型コロナウィルスの影響で企業も打撃を受けており、採用人員の縮小や内定取り消しなど就職活動においても様々な影響が起きています。更にこれまで以上に就職活動の早期化が起きているとの現状から複数の企業のインターンシップに参加して自分の視野を広げ、業界について知りたいと考えておりました。しかし新型コロナウィルスの感染拡大が懸念され夏のインターンシップのほとんどが中止になったしましました。そんな中、一社のみインターンシップを開催して下さり参加させて頂きましたので、そのことについて報告させて下さい。私の参加させて頂いた企業は東京に本社を持ち、熊本やシンガポールにも支社を持つ構造計画研究所という会社です。就職活動を始めるまでは耳にしたことのない企業でしたが、面接を受けているうちに再生医療などの分野でも活躍していることを知りました。この企業自体はIT系ですので、これまで学んできた知識を役立てることはできないかもしれませんが、自分の分野でシミュレーション技術を何かに生かすことができるかもしれないと考え参加させて頂きました。実際にインターンシップに参加させて頂くと、そのほとんどの学生が工学や建築についてこれまで学んできた方ばかりでした。コンピュータを用いてシミュレーションを行うという経験は初めてでしたので、分からないことばかりでしたが、自分の想像以上にシミュレーション技術が世の中の役に立っていることを知りました。また今回参加させて頂いた構造計画研究所ではシミュレーションを通して再生医療分野や製薬会社の製造部門などで活躍しており、これまで私は「製薬会社に入る=医療を通して世の中に貢献することができる」という、偏った狭い視野でしか物事を見ることができていなかったということにインターンシップを通して気づかされました。技術的な面では2週間では足らずにもっと勉強を行う必要性を感じましたが、今回のインターンシップでの経験は自分にとって非常に大きな出来事でした。今後は、もっと自分の視野を広げる為に様々な企業を見て自分の人生にとって最善の選択をすることができるようにしたいです。今回の近況報告は、東京で長期インターンシップに参加させて頂いたということもあり遅れてしまいまして、申し訳ありません。

とおっしゃっておられます。
写させていただきながらあの勉強なさる姿には感激いたしました。同時に自分の足りなさを深く反省させて頂きました。ありがとうございました。


次の方何でも学ぼうという姿勢。教授の先生のお言葉。視野を広くもつことだと。では、

○夏休みが明け、今月に入ってもまだコロナの影響を考慮しオンライン授業からの始まりとなりました。新しい講義も始まり、自分の知らなかったことを吸収している毎日です。また細心に注意が払われている中で、実技試験も行われました。私は人一倍、二倍と緊張する体質なので、ペアの子にも協力してもらい夏休み中も学校に通って練習していました。その結果が出せたのか無事合格していました。ああでもない、こうでもないと、練習に付き合ってくれた友達には感謝しかありません。一緒に勉強に励んでくれる学友の大切さを身に染みて感じました。九月も後半に入ると試験がいくつも続いています。勉強が大変だと感じる反面、この知識がこれからの4年間の基礎となっていくのだろうなと思うと頑張ろうと気合が入り身の引き締まる思いもします。試験はすべて合格して晴れ晴れとした気持ちで10月を迎えたいと思います。またついこの間安部首相から後継が、菅さんに決まったのをニュースで見ました。政治には興味はありますが、何となく難しそうと敬遠しがちでした。しかしこれを機に、日本の政治についてもっと知る、勉強するのも良いかもしれないなと思いました。選挙にも行ける歳になりましたので、政治の面でもニュースを見たりして積極的に情報収集を行っていこうと思いました。今看護大学に通っているのですが、よく先生方が言われるのが、視野(視点)を広くもつことです。自分の好きなジャンルだけでなく幅広い情報に触れることで広い視野を持つことができたらいいなと思います。

とおっしゃっておられます。
学友を大切に。とは自分にない考えを何気なく教えてもらえます。一生大切に。それも視点が広くなります。ありがとうございました。


次の方は中国からの留学生です。報告書も留学生とは思えない程立派です。世界で通用する日本語学校の先生へ。では、

○夏休みは後1カ月で終わりまもなく大学の最後の1年を迎えます。この1か月間をどのように有意義に過ごしていくかを考えました。まず日本語能力試験を受けるための勉強を行いました。将来就職活動をする際、自分の能力を見せるためには、日本語能力試験を受ける必要があると思いました。又、試験を通じてこの3年間で日本語能力はどのくらい成長があったかについて知ることもできます。しかしながら、コロナの影響で中国での7月の日本語能力試験(JLPT)は中止され自分はそのまま待つだけでなく、ほかの日本語に関する試験(JLEST)の準備をしました。2か月の準備を行い9月中旬の際JTESTのA-C級を受けました。次に将来の進路についても考えました。それは日本語の先生になりたいと思っています。自分は日本語の学習者として日本語はそんなに簡単に取得する言語ではないことがわかりました。1つずつ文法や単語を覚えることに達成感を感じましたから自分の勉強方法を多くの人に伝えることはとても有意義なことだと考え、したがって将来日本語の先生になりたいです。もちろん今の自分の日本語能力は人に教えるレベルに達していませんが日本語教育に対する熱情や自分の努力と合わせて、日本語の先生になるという目標に向かって頑張っていきたいと思っています。将来は様々な可能性があり選択肢もたくさんあります。職業の選択も同じく多様な職種に接することもできます。今の自分に言いたいことは、たとえどんな困難があっても目の前のできごとに集中し、それに向かって努力していきましょう。

とおっしゃっておられます。
日本語の勉強方法は自分流のやり方を指導方法としてやることで早く日本語の先生となる資格をとることだとお考えで、日本語の先生になる目標を達成すべく頑張っておられます。ありがとうございました。


次の方は大学院での研究が世界で初めての技術を確立、を考え苦心惨憺のつらさより思い出は楽しい。では

○さて先月より私が通り組んでいる研究が佳境(動物実験の段階)に入り、今月になり少しずつ良好な結果が得られ始めました。日によっては夜遅くや休日にも実験を行う必要がありますが、世界で初めての技術を確立できていると考えると、つらさよりも楽しさのほうが勝っています。また9月上旬には亡き父の三回忌があったため実家へ帰省し、母や親せきと父の思い出話に花を咲かせました。支給して頂いた奨学金(9月分)は帰省の際の交通費、キャンパス間の移動費(工学部では施設の都合上、動物実験が行えないため医学部の施設を利用しているため)等に利用させて頂きました。ありがとうございました。今後も1日でも早く新規技術を確立し、医薬品へ応用できるよう研究に邁進していきますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

とおっしゃっておられます。
この大学(熊本大学)は世界に先駆けた研究が発表されます。今回は工学部の方が動物実験で世界初の技術を確立。医学部薬学部でやるべきことを工学部の方がなさっており、これが熊本大学の個性なのでしょうか。ありがとうございました。


次の方はWORD検定の一級に合格した方で、今まで資格や検定を8つもおとりになった心がまえ。では、

○この1か月の現状報告と致しまして、1つとても嬉しい出来事がありました。それはWORD検定の1級に合格したことです。この検定には1年生の頃から3級2級と順に挑戦し遂に1級にも合格することができ、今までで一番達成感を得ることができました。私は昨年度から頂いた奨学金を利用させて頂き、積極的に資格の取得に励んで参りました。入学してから今までに取った資格や検定は8つになりました。自分にとっては目標を立て、それを達成することが好きで、また就職の際などどこかで役に立つだろうということで受検してきました。すると周りの人は取得した資格の多さに驚き、その努力を褒められることも多くありました。これも私が自信を持って語れる経験の強みであり、人から評価してもらえることなのだと気付きました。一方で就職活動に関しては、なかなか前向きになれなくなり、悩みの多い日々となっています。環境のせいにしてはいけないのですが、ほとんどの説明会やインターンシップがオンラインで開催になり、説明会自体そのものが中止になることが多いのです。やはり直接人に会い、会社を見ることが大切だと思うと上手くいかないことが多く、焦りを感じてしまいます。しかしここで諦めて手を抜き、後向きになるのは私らしくないので、粘り強く自分に合う会社を探し求めていきたいと思います。

とおっしゃっておられます。
この方は大学に入学の時から人生に大切なことを準備したことの結果、就職活動の時まで8つの資格・検定を取られた方。このようなお方が自分の思うところに就職し、技術とか人との関係が身についたら独立。世の為、人の為に尽くす素晴らしい人生へ。ありがとうございました。


次の方母校の中学校に教育実習で生徒は教師の鏡と。生徒を個人生活まで知ること。生徒の最も尊敬できる方が先生。では、

○秋風が立ちはじめ、しのぎやすい頃となりました。私は8月31日から9月19日までの3週間母校の箱崎中学校に教育実習に行きました。教育実習で中学生と関わる中で、たくさんの学びがあったので、ご報告させて頂きます。1つ目は、生徒は教師の鏡であるということです。私が授業内容に対して迷いがなく、しっかりと準備をしたときは生徒が生き生きと活動していて、逆に授業をどのように進めるか悩んで準備が足りていないままだと生徒たちが不安そうな顔をしていました。その様子を見て、生徒を不安にさせる授業は絶対にしてはいけないと思いました。2つ目は先生方の1回の授業に対する思いや熱意です。自分が中学生の頃は何となく授業を受けていましたが、その1つ1つにたくさん工夫点がつまっていることを知りました。同じことを教えるにしても、どの手段や方法を使うのか、やり方は無限にあって、よりよいものを見つけるために考え続けるのが教師の仕事だとわかりました。3週間とてもきつかったですが大学では学ぶことのできない知識や経験をつむことができました。これからの人生にいかしていきたいです。

とおっしゃっておられます。
先生というお仕事は生徒から尊敬される人であり、生徒から大好きな先生と言われる方。先生の修行大変だと思います。自らの修行とはお互いが一生のお付き合いだけでなく1年限りか。中学校の3年間。ありがとうございました。


次の方、コロナのワクチン開発でコロナウィルスが異常事態ではなくなる日を、期待を込めて。学業も対面講義が増えてきた、と。では、

○世の中はコロナウィルスに慣れてしまったように感じております。私も9月の4連休で帰省をしました。お盆で帰省できなかったため、久しぶりに家族や親戚、友人と会い、地元の空気や景色に癒されました。アルコール消毒やマスクの着用などを当たり前とし、安心とまではいきませんが、以前よりは緊張感が薄れてきました。ワクチン開発なども進んでいるようで、コロナウィルスが異常事態ではなくなる日が近づいているように感じております。学業におきましてもコロナ禍以前のように対面講義が増えていきます。また友人らと講義室で共に学べることがうれしいです。研究活動も現地調査などが増えてきました。漁業を学んでいるため、何より現場を知ることが重要です。鹿児島県内の漁業者の方々のお話を聞いたり、操業を見学したりできることがうれしいです。当たり前ではなくなったからこそ以前より感謝し、懸命に取り組むことができています。今後は旅行などにも行き、勉学のも励んでいきたいです。

とおっしゃっておられます。
コロナのお陰?でしょう。当たり前だったことが当たり前でなくなったから感謝しながら懸命に取り組む。新しい時代が来た、と悟られたお気持ちで取り組みも今までとちがうぞ、とおっしゃっておられるように思えます。ありがとうございました。


次の方は薬剤師の目標に立ち勉強するぞと入学の時、原点に立って目標達成しよう、となさる強いお気持ち。薬剤師達成。では、

○朝夕の気温も下がり、秋の訪れを感じる季節になりました。いかがお過ごしでしょうか。まずは学校生活について、ご報告させて頂きます。短かった夏休みも終わり、後期の授業が開始されました。この期は私にとって勝負の期でもあります。先輩方や先生からお話を聞く限り3年生後期が最も大変であると思う為です。また3年生後期は6年間の折り返し点でもあります。6年生へとスムーズに進級し、国家試験に合格するために気を引き締めていかなければならないと思っています。この大変な時期を乗り越えなければ、薬剤師になることができません。自分の生活や勉強習慣、時間の使い方などを見直し、修正していこうと考えています。改めて新入生として入学した時の新鮮な気持ちを思い出し、目標を持って戦い抜こうと思います。次に私生活についてご報告させて頂きます。夏休みの間、しばらくアルバイトをお休みしており、久しぶりに出勤した日の出来事です。ほとんど毎日来店されて、お買い物をして下さるお客様がおります。私は1か月以上ぶりの出勤だったにもかかわらず「久しぶりだね。元気にしていた?」と声をかけて下さり嬉しく心が温まりました。あいさつや声かけというのは人の心を温めてくれるものだと改めて感じさせてくれた出来事でした。私も自分のひとことや、声かけ、あいさつにより誰かの心を温められるような人になりたいと思いました。後期の授業も頑張らせて頂きます。

とおっしゃっておられます。
自分がしてもらった嬉しかったことを今後に人生の心掛けとして実行なさるお話には感激いたしました。ありがとうございました。


次の方は大学生になって初めての一人暮らしのご苦労と初めての生活に母親の有難さ。同時にすべて自分の責任で生活の練習中のお話。では、

○今月は私が大学生になって初めて経験したことを書きたいと思います。まずは何といっても一人暮らしだと思います。私は鹿児島県出身で大学生になって初めて宮崎県で一人暮らしをするようになりました。実家にいた時は掃除家事などを全て母に任せて手伝いもしていなかったので、初めて一人でするとなった時にとても苦労しました。虫一匹殺すのにもずいぶんと時間がかかりました。この時ほど両親のありがたさを感じることはありませんでした。しかし実家のご飯が食べたくなる時はありましたが、ホームシックにはなりませんでした。自分で買い物をして、家計簿をつけて、料理をするなど、勉強と部活を中心に生活してきた高校生の頃とは違う生活を送ることが、また自分が新たな知識を身につけて成長しているみたいで楽しかったです。また金銭管理など自分で責任を取ることも学びました。このような経験をして人は大人になっていくのだなと思いました。他にも1人で生活することで変わったこともあります。1つは食べ物の好き嫌いが減ったことです。チキン南蛮や、マンゴー、餃子が好きになりました。また時間にも気を使うようになりました。私はどちらかというとのんびりタイプなので時間に遅れそうになった時は母が今まで注意してくれていましたが、自分自身でも気を付けるようになりました。次にアルバイトも大学生になって初めての経験をしました。働くということ、お金を貰うということを学ぶことができました。塾の受付事務とホテルでの接客業を中心にしましたが正反対だと思っていましたが、2つの職種でも相手のことを考えて行動することが大切だというところは同じだと思いました。慣れるまでは特に接客業は大変でしたが、何があっても明るく楽しく仕事をすることが必要だと思いました。何も考えずに周りの環境に流されて大学進学をしましたが、この状況での就職活動を通じて高校卒業の時に就職した方が良かったのではと考えたこともありました。しかしこの大学4年間での経験と高校卒業の時と今では全然違う。高校生の時にもっと広い視野を持ちなさいと両親に言われたことを思い出し大学に進学して良かったと思えるようになりました。私は慎重なタイプでいつもタイミングを逃してしまうことが多かこったのですが、この大学4年間でまず1歩踏み出して経験することの大切さを学んだので、これからもチャンスがあれば挑戦していきたいと思います。

とおっしゃっておられます。
実家を離れ一人暮らし虫一匹殺すのに苦労のお話からアルバイト2つ掛け持ちで勉強になったこと。広い視野を持つ両親の躾など。読ませて頂き、書き写させて頂きながら高校と大学での勉強の受け止め方。私も勉強させて頂きました。ありがとうございました。


次の方は人様のお役に立つこと、特別の方から喜んでもらえること、関わっておられる方へのお役に立とうとするお姿に感動します。では、

○今月の近況報告をさせて頂きます。9月に入りましたが、私の学校はまだ夏季休暇の真只中です。コロナ禍であり、思うように行動ができないなか何か新しいことに挑戦してみたいなと考えました。ある日テレビでクイズ番組を見ていたところ、気になる方を発見しました。その方(仮にAさんとします)はアイドル活動をしながら東京の私立大学を卒業、その後宅建士の資格を取ったりするなど精力的に活動されている方でした。私は来年あたりに宅建士の資格を取得したいと考えているので、Aさんにとても興味が湧きました。しかし私が一番気になったのは学歴ではありません。Aさんは番組内で自己紹介をしたときに手話を使っていたのです。調べてみるとどうやら独学で手話の勉強をされたようです。またAさんはステイホームの期間中に動画投稿サイトにて手話を勉強するための解説動画を投稿されていました。そこで私は夏休みの期間を使ってAさんの動画を見て手話の勉強をしてみようと思いました。今は50音を頑張って覚えています。ようやく自分の名前くらいは表せるようになりました。いざ勉強してみると自分の知らない世界に飛び込んだ感覚がしてとても面白いです。自分の知らないことはまだまだたくさんあるのだろうと感じるようになりました。私はとあるスーパーでアルバイトをしています。少し規模の大きいスーパーなので色々な方が買い物に来られます。このスーパーで働くまではあまり実感しなかったのですが、私の地元にもたくさんの外国の方が住んでおられことに気が付きました。中には日本語があまり話せず、英語で一生懸命店員の私に話しかけてくださる方もおられます。そんな時に「ああ、もっと英語を勉強しないといけないな」と反省し、「英語で会話できるようになりたい」と思います。手話もおなじです。今まではあまり関わることのなかった体の不自由な方とお会計の際に会話する機会が増えました。そんなときに手話が使えるということは私にとって武器になりますし、人の後にたつことができるのではないかなと思います。コロナ禍で世の中が暗いモードに包まれてしまっていますが、そんな時こそ前を向いて、その時にしかできないことを探して実行してみることも大切だなと思いました。手話の勉強も三日坊主にならないよう、根気強く頑張ろうと思います。

とおっしゃっておられます。
素晴らしいお話をお伺いいたしました。この方が就職して1年あれば十分です。会社の問題点を改善して頂くと会社は大きく発展に最適な方。ありがとうございました。


次の方は10月の報告の方(今まで9月分の方)です。一期一会。その時その瞬間を大事に、と言う。お茶の道をあらわした言葉と承りました。では、

○秋の涼しさが次第に朝夕の冷えへ変わりゆく季節ですが、皆様にお変わりなくお過ごしでしょうか。私は体調を崩すことなく学業とアルバイトに邁進することができています。今月もご支援誠に有難うございます。10月の近況報告を認めます。10月から茶道部のお稽古がまた再開されることになりました。不安定な感染状況な中、課外活動の許可がおりたり取り消しになったりと慌ただしい日々でした。しかしこのような状況で私の心にとても響いたお茶の先生のお言葉があります。「もしかしたら来週、再来週のお稽古ができなくなるかもしれない、お茶が始まった(戦国時代の)頃のように一期一会が身に染みますね」一期一会は乱世の、次会えるか分からない茶人の心を表す言葉として、その時、その瞬間を大事にしようとする言葉として頭の中にありましたが、コロナ禍で芯から心に染みました。学祭も中止になり、毎年秋のお茶会も恐らくできないだろうとのことですが、いつもは行事の支度に追われているいまの時期に本来の季節に沿った稽古ができるのも悪くないと感じました。3年も後期になり就職のことも考え始めました。進路についてきっとこれから悩みも増えるでしょうが、頑張っていこうと思います。

とおっしゃっておられます。
一期一会は茶道の祖千利休居士が残した言葉だろうかと思いました。接客業には大切な言葉でした。ありがとうございました。


9月の頂いた近況報告は皆様の勉強になられるであろうと思われる方々の報告をホームページに載せさせて頂きました。皆様から頂くお手紙を私は打てませんので、書き写してそれをお渡しして打って頂きました。長い9月のホームページでした。お手数おかけ致しました。ありがとうございました。
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