令和3年9月21日
公益財団法人 壽崎育英財団の奨学生の皆様へ
理事長   寿崎 肇
 

13日間のパラリンピックが閉会いたしました。私95才で身体健全。ほんとに有難い。でも足のない人、手のない人、目の見えない人、が競技をオリンピックと同じように競う。人間前進あるのみ。マイナス発想は自分の中から消えてしまうこと。パラリンピックを日本で開催されたこと私も日本人。最も感謝すべきも日本人。同時日本にいる留学生の皆様。テレビを見ながら会場で直接見学させて頂いた感じでした。人間感謝あるのみ。感謝こそ人生の幸福の証。と信ずるようになりました。では、


最初の方。友人と話し合う素晴らしさ。どんな人にでも、人に負けない得手は持っています。その得手を貸して頂く話し合いは凄い。では、

○雨また雨の毎日で、心から真夏の青空が望まれます。熊本県内は13日午前、九州北部付近に停滞する前線に暖かく湿った空気が流れ込み、非常に激しい雨が降りました。熊本地方気象台によると、11日午前3時の降り始めからの総雨量は、8月1ヶ月分(平年値)の2〜2.5倍になったようです。人的被害は確認されませんでしたが15日にかけて大雨特別警報を発表する可能性があるとして、土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒を呼び掛けています。さて、学期末テストもようやく終わり、夏休みがはじまりました。今回は学期末テストについて報告していきたいと思います。今回メインのテストは2教科で、一つは物質の成り立ちと有機化学基礎のテスト。もう一つは生命科学基礎のテストでした。どちらも友人と協力することで効率よく、深い理解を得ながら勉強することができました。まず化学は一人で理解することすら難しかったのですが、化学が得意な友人を中心として朝から深夜に及ぶ勉強会を開催することで、しっかりと学びを深めることができました。テスト本番では友人と一緒に取り組んだ分野が数多く出題され、すらすらと解答することができました。次に私は生物を高校時代に学んでいたため総復習プラスαのような内容だったのでテストに対する不安は少なかったです。しかし化学で助けあった友人たちはみんな物理選択者だったため、私が先生役となり、総復習と確認問題の作成を行いました。確認問題の作成は私にとってとても有効な勉強法であると気づいたので、後期でも実践したいと思います。勉強の合間に息抜きに友人とはたらく細胞というアニメをみました。それによって友人はさらに免疫の分野の理解が深まったようで、テスト本番では解答できたと報告してくれて私も嬉しくなりました。8月は友人と勉強する有効性を学んだ月となりました。最後になりましたが、寿崎様をはじめ寿崎育英財団の皆様へ重ねて心よりお礼申し上げます。これからも勉学に励んでいきたいと強く思います。

このようにおっしゃっておられます。
学期末テストの前に親しい友人とテストについて朝から深夜まで勉強、話し合いをする素晴らしい友人が居ることは人生においても、何ものにも代えられないことだと思います。しかも、これで卒業ではなくまた年数はあります。親しい友、皆さん成績など含め、学長表彰はないのでしょうか。ありがとうございました。


次の方は中学校の先生になる方で、日本美術史を学び、美術展出品のため日本画作品づくり。完成楽しみ、と。では、

○残暑の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。今月も奨学金のご支援をいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。さて鹿児島大学では8月12日より夏季休業期間に入りました。私は12日から15日までの4日間で日本美術史の集中講義を履修しました。仏像や浮世絵、絵巻物など日本の美術において欠かせないものを学ぶことができました。現在私が学んでいる「日本画」に通じる部分もあり、非常に有意義な時間となりました。これからの作品制作に活かしたいと思います。また夏季休業期間に入り、美術展に出品する日本画作品の制作を始めました。構図や配色などについて試行錯誤しながら描き進めています。理想通りの作品になるように丁寧に制作しようと思います。完成が楽しみです。さらに8月26日から中学校における実習が始まります。鹿児島大学の教育学部の実習は少し特殊なものになっており、1年次に学校体験実習2年次に参加観察実習。3年次に教育実習に参加します。私は現在2年生であるため参加観察実習として3年生の先輩方が授業を行っている様子を見学させたいただく予定です。授業の題材の決め方や指導案の作成方法。授業時の態度など様々な観点について学びを深めたいと考えています。新型コロナウィルスの感染が拡大している中で、私達実習性を受け入れていただけることに感謝しながら取り組んで参ります。最後になりますが、これからも勉学共に努力を重ねていく所存です。温かく見守っていただけると幸いです。

とおっしゃっていただけます。
中学の先生になるため、これ程の実習勉強を行うとは恐れ入ります。私も経験者の端くれですが、凄いと思います。子ども達がテレビなどでいろいろな知識をもつ中学生が相手の教官の努力でした。ありがとうございました。


次の方は留学生の友人と共にメガネのヨネザワに買物に行き1〜2年前にも行ったのに自分を覚えていたのに対し大変嬉しかったです。又そのお店の方が英語で対応してくれたので助かった。との報告から始まっています。では、

○暦の上では早くも立秋が過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いています。いかがお過ごしでしょうか。先日奨学金を受け賜り感謝申し上げます。また今年4月に申請していた公益財団法人戸部真紀財団の奨学生にも採用されました。8月4日に2回目のコロナワクチン接種を受けました。
その後2日間は家で安静にしていたため体重が2キロも増えてしまいました。今は体重も体調も元に戻り通常通り活動できています。7月末ごろに研究室の留学生の友人がメガネを買いにメガネのヨネザワに行く機会がありました。1〜2年程前にもその友人と一度伺ったことがあるのですが当時の店員さんと同じ方で覚えていてくださってとても嬉しかったです。さらに視力測定など英語で対応してくださるスタッフの方もいらっしゃったので、非常に助かりました。他のメガネ屋にも行ったことはあるけれどヨネザワは接客と対応では別格でストレスなく楽しい時間を過ごせました。最近の研究活動としては2つのテーマを少しずつ進めてきました。1つ目は以前にも述べた紫外線の研究です。今のところトマトとタバコ属植物への照射条件がある程度決まってきたので、次のステップであるウィルスの感染抑制効果を確認する段階に入りました。2つ目の実験はキュウリモサイクルウィルスが植物体内で増殖する際に遺伝情報の一部をコピーしない理由の解明です。先生から頼まれ4月から始めた内容ですが、うまくPCRで検出できず頓挫していました。しかし部分的な改良を加えることで検出できなかったウィルスの検出ができるようになり、新たな発見があるのでは!と期待しています。研究で忙しい日々が続くけれど7月の4連休に両親と一緒に御池に行ってカヤックを楽しみました。次はお盆休みの間に日南のライオン岩を両親と一緒に見に行く予定です。厳しい暑さの中、コロナ感染対策は大変ですが、ご自愛くださいませ。

との報告です。
書き写させて頂きながら、これぞ近況報告のお手本のように思いました。メガネのヨネザワさんに対して接客と応対は別格だとお褒めを頂きましたが店員さんの立派なのはすべて社長のお人柄と指導力です。ヨネザワさんのお店の多さを見ればそれが証明です。研究の日々の続く中、親孝行なさるお姿に感動いたしました。ありがとうございました。


次の方は夏期休暇でも時間のゆとりもあり勉強面。将来の目標。趣味、の3点についての報告です。では

○拝啓時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。今月も奨学金のご支援を頂きまして、誠にありがとうございます。さて8月になり大学は9月末まで夏季休暇に入っております。時間にゆとりも出た為、私は勉強面、将来の目標、趣味の3点で以下のような生活を に遠隔でも参加しております。最近では九州大学病院の診療内科が開催した夏季セミナーに参加し、心身医学とは何か?どんな手技で患者さんを治療するのか学ぶことができました。私はまだ医学科2年生で疾患については未修学ではありますが、大学編入前、サラリーマンとして働いていた際、心身の不調で苦しむ同僚を助けたいと考えた経験があるので、当セミナーは特に強い関心を持ち参加しておりました。更に心療内科について学びたいと考えており、9月には私の大学の心療内科医の先生に会って話をうかがう予定です。最後に趣味に関してですが、私は身体を動かし汗をかく事が好きなので錦江湾沿いを定期的にランニングしております。最近走り始めたばかりですが、緑に萌える桜島と深い青色の海のコントラストが大変爽快でコロナ禍のステイホームで鬱屈としていた心が洗い流されるようで頂いた奨学金ですが遺伝学のテキスト購入及び九大心療内科セミナー参加に充てさせていただきました。重ねてお礼申し上げます。末筆ながら益々のご活躍をお祈り申し上げます。

とおっしゃっておられます。
9月末まで夏季休暇、時間の余裕も出てのお考えをご報告頂きました。医師としての信頼を得る様々な勉強をなさっておられるお姿。人の命を預かるお医者様への道を辿る医学生の凄い勉強のお姿、感謝申し上げます。ありがとうございました。


次の方の報告は豪雨による心配の種。コロナにより自宅で亡くなる方への身近な恐さ。暗いニュースに目が行きがちな中で世界中に明るい話題を届けてくれた東京オリンピックについて報告を頂いております。では、

○本格的な夏になりました。梅雨は明けたはずなのにぐずついた天気が続いています。北九州など多くの地域で豪雨によって甚大な被害が出ています。長崎に住んでいる友人は直接的な被害はなかったものの酷い雨のせいで家の隣の山が土砂崩れを起こさないか気が気でなかったそうです。私はとても心配で頻繁に連絡を取り合っていました。私の住む宮崎は九州山地のおかげで酷い豪雨の被害が出ることはあまり多くはありません。しかし、ここ数年は毎年災害級の豪雨やゲリラ豪雨、さらには線状降水帯など水害が全国で相次いでいます。やはり、地球温暖化の影響が絡んでいるのかなと考えると最近よく耳にする「SDGs」について他人事ではなく積極的に取り組んでいかなくてはと思いました。コロナも爆発的に感染拡大しています。宮崎県では1日の感染者が100人を超えたのは今年の1月の1回きりだったのですが、ここ1週間あたりは毎日のように100人台の感染者が出ています。今まで私の周りで感染した人はいなかったので、毎日増え続けるニュースを見て急に身近に危険が迫ってきた気がしてとても怖いです。東京ではまずすでに病床が足りておらず、自宅で亡くなってしまう方もおられるようで、ニュースを見たときに本当に悲しくなりました。一方でワクチンの接種も進んでいるようです。私もようやく接種できる日程が決まりました。私は接客のアルバイトをしているので、とりあえず一安心です。暗いニュースに目が行きがちですが、そんな中世界中に明るい話題を届けてくれたのが、東京オリンピックだと思います。コロナ禍での開催で賛否両論ありましたが、私は開催できて良かったなと思いました。自粛でずっと家に居たこともあってか今までで1番多くの競技を観戦しました。無観客で直接の歓声は届かないのでベストを尽くすアスリート達は本当にかっこよく輝いて見えました。なかでも私が強く印象に残っているのはスケートボードストリートの女子の競技です。スケートボードに関する知識は全くないのですが、たまたまテレビをつけたら放送されていて、なんとなく見ていたら驚くことがあり最後の表彰式まで夢中で見入ってしまいました。それはライバルであるはずの他国に選手同士がお互いにパフォーマンスをたたえあい楽しそうに滑っている姿でした。1人の選手が大技を成功させると周りの選手が大きく拍手したりハイタッチしたりと、勝負であるはずなのにどこか和気藹々とした雰囲気がとても素敵でした。世界中がコロナという敵と重く暗い空気が漂うなか、国の違う選手たちが楽しそうに競技に挑む姿はどこか懐かしいような、微笑ましいような、不思議で温かい気持ちがしました。

とおっしゃっておられます。
世の中の現状に対するお考えなどを諄々とお話くださいました。そして最後にオリンピックの楽しいお話ありがとうございました。


次の方テストの成績は今のところ過去一と安心。夏休み実家で畑の草取りなどで腕をプルプルさせながらこの手紙を。では、

○8月も残りわずかとなり夜風が心もち涼しく感じるようになってきたように感じられます。夏の疲れが出やすい時期になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。私の方はインターンシップの事情などありまして、宮崎から福岡に帰省をしていたのですが、とても酷い雨におびえた最近でありました。熊本県も長く雨が続いた様ですので大変だったであろうと思います。自然相手であり、どうしようもないと分かっていても、どうか被害者を出してしまうことだけはやめて欲しいと願う日々です。ここから近況報告にまいります。今は無事テストも終わり実家に帰省し、インターンシップに参加し、家のお手伝いをして過ごしています。テストの結果は恐らく今までより良かったのでは、と感じています。未だ成績は半分程しか公開されていませんが、今のところ過去一良い結果なので安心しています。インターンシップに関しては福岡県で対面での職業体験等を期待していたのですが、結果的にはすべてオンラインでの開催になってしまいました。とても残念ではありますが、学べること吸収できることはすべて自分のものにする気概で頑張っている次第です。実家にお手伝いとしては丁度今日広い畑の草とりや、経営しているアパートのお掃除をしてきました。割と重労働で今腕をプルプルさせながら、この手紙を書いています。読み辛かったら申し訳ないです。 昔は家のお手伝いなんて面倒だと思っていましたが、家族からアパートの住民さんから感謝の言葉をもらったりするのはとても心暖まるものがあるなあと感じるようになれました。少し大人になれたような気がして嬉しいです。今就活をしている身なので、ふとこういった自分がなにか人のためになることができて、相手から直接ではないにせよ感謝の気持ちを受け取れるようなお仕事がしたいなと感じました。今は夏休みですが学校では前期が終わると同時に私達が所属する学科の講義の目玉である学生実験が終わりました。とてつもなく大変(特にレポート)でしたが、少し寂しくもあります。私としては実験に内容も興味深かったのはもちろんですが、話したことがないメンバーもいる班で少しずつ仲を深めながら実験目標という一つのゴールに向かっていく過程がとても好きだったので、もうないのかと思うとすこし残念です。このような感想を抱けているのは班員にも恵まれたのだろうなと思うので、出会いに感謝しながらまた卒業までになるかもしれませんが、新しくできた人とのつながりを大事にしながら、残りの学生生活を過ごしていきます。また長い手紙となってしまい申し訳ありません。来月は感じたことをたくさん伝えながらなるべく簡潔な文になるよう努めます。それでは天候不順のおり、お身体を大切にお過ごしください。

とおっしゃっておられます。
就活をする身で実家の手伝いをしたことで感謝された後、経験からそんな仕事がしたいというお話。講義の目玉学生実験は誰彼となく話し合いの楽しさ。卒業後も相談の出来る友人をもちたいお気持ちの方のお話でした。ありがとうございました。




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